12耐の報告オリジナルパーツの耐久性(その2)

ブレーキパッド編

エンドレス製フロントパット

当社の品名:PAX(バックス)ブレーキパッド 

今回3種類ある中から一番上のグレードになるC-Typeで
12時間耐久に挑みました。

新品を使わずに筑波、袖ケ浦のスプリントレースを1回ずつ走行した物を
使用しました。
理由は単純で2回のスプリントレースではほとんど減らなかったので
これならば新品にする必要は無いと判断しました。




12耐を走り終えたパッドの残量はこちらです。
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SBoMを走られている方にも非常に好評なパッドです。

ローターへの攻撃性も低く
街乗りもごく普通にこなせるパットです。
特に高速からのストッピングパワーは素晴らしいと思います。
機会がございましたら是非お試し下さい。

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*販売コストを抑えるため箱は白箱を使用しています。*

商品ページ







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12耐ネタはまだ続きます・・・m(__)m

1300用オリジナルピストンのご紹介

1300 +20  オリジナルピストン


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ボアサイズ71㎜(1300用+20ピストン)

【特徴】

低・中回転域の燃焼効率を上げる為のディッシュデザイン
ピストンリングは耐久性とフリクション低減を両立させる為に
トップ1.0㎜セカンド1.2㎜オイル2.4㎜の厚さのものを採用。
メーカーは日本ピストンリング(NPR)



スカート部にはフリクション低減とシリンダー保護を目的に
潤滑性の高いセラミックコーティングを施工

ピストンピンは純正と同径の為純正コンロッドを使用する事が可能。
またCクリップ構造にもなっているのでフルフローコンロッドの
装着も可能。

鍛造ですが純正ピストン以下の重量とし各軸の負担を低減。

ノーマルヘッド&ノーマルガスケットの組み合わせで
圧縮比設定10:1の1287cc仕様へ

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■製作目的■
エンジンOH時に
純正ピストンの再使用が出来ない事が増えてきた中
自分にとって使いたいピストンは
純正に匹敵する耐久性を備えたワンサイズ
オーバーのピストンでした。

ここで一番重要な部分がピストンリングの性能(品質)
そしてリング性能をキッチリ出す為には
高い精度のリング溝を備えたピストンでなければなりません。
この条件を満たせるメーカ-は自分にとって
ワイセコでした。



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日本ピストンリングを活かせるピストンが手に入るだけでも
十分安心して世に出せるエンジンが仕上がるのですが、
さらに+αの性能を加える事にしました。


+αの代表格は
ピストントップのディッシュ形状

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これは低・中回転域の燃焼効率を上げる為のデザインで
ワイセコでも性能を確認したものです。
良い混合気を作る為に基本となるのが丸に近いコンパクトな燃焼室
コンパクトにする目的はプラグから遠い部分を作らない為で
火炎伝播を行きわたらせる為にとても重要になります。
これが未燃焼ガスの減少に繋がり結果として効率が上がり
トルク増大に繋がります。
また、プラグからの距離が小さい燃焼室はノッキングのリスクまで減ります。

未燃焼ガスが減る事でシリンダー壁も最適な環境となり
シリンダーとピストンの寿命が伸びます。

最大パワーを得る為にはベストな燃焼室とは言えませんが
標準的なMINI専用ピストンに最大パワー面でも
負けない工夫はあります。
それはノーマルより軽い重量設定と
ピストンリングは最近のデザインを採用し
高い気密性保ちつつ少ないフリクション性能を得ます。
またスカート部には潤滑性の高いセラミックコートを施すことで
ここでもフリクションを減らしあげます。
これらのトリプル効果が高回転時のパワー維持に貢献します。

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ナンバー付きの車両にとって大切な事は
街乗りの領域で最も性能が引き出せるエンジンであり
且つ寿命が長い事。


当社が置かれた現状としてはこの条件を満たせる
良いピストンが出来たと感じています。
長く大切に乗って行きたいMINIがエンジンOHのタイミングが来た際は
是非お選びいただきたいパーツです。

以前にも書きましたが+20ピストンの中で最高・最強のストリート専用ピストンを目指し
作りましたm(__)m



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現在のところ金額に関しては
申し訳ありませんが電話若しくはメールにてご確認を
お願い致します。



HPの専用ページは現在準備中ですm(__)m





今回このピストン完成までには
大川光一さん
サンダンスさまの
ご協力がありました。




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カムの簡易点検

OH時カムを再使用する時はカム山の簡易点検を行っています。





中古としてストックする物は点検結果からランク付けしていおきます。

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話は変わりましてm(__)m

オリジナルピストンの方ですが到着が遅れております。
もう間もなくの予定ですのであと少しお待ちください。

ブログ更新もピストンのお披露目に合わせてと考えていたため
記事が止まっておりました(^^;
申し訳ありませんでしたm(__)m

程度の良いベースエンジンは残り・・・

【97以降用エンジンブロック】



このブロックはノーマルピストン再使用でリビルトエンジンとして仕上げられる物です。

ピストンクリアランスは6/100~7/100これは自分が今まで見てきたエンジンの中で
程度が良い方になります。
しかし10年前の話になってしまいますが国産車の感覚では要ボーリングでした。
ターボ用の鍛造社外ピストンでも5/100で組んでいた感覚からすると
初めてMINIのクリアランスを知った時は驚きました。

もっと驚いたのはMINI用の社外ピストンのクリアランス設定です。
鍛造で9/100、鋳造でも7/100.という物がありました。
このクリアランスからスタートしたら直ぐにガバガバになってしまうのでは
ないかと心配になりますが何機か点検してきた結果
やはり摩耗するペースが速いと感じました。

あとMINIにはクリアランス以外の問題も感じていまして、
それはピストンリングです。
ノーマルピストン用に準備されている新品リングで明らかに品質の
問題と思われるオイル消費増という事がありました。
また、リング自体の品質は非常に良いと思うのですが、
シリンダーの摩耗の仕方によっては中々馴染まずに
やはりこの場合もオイルの消費が多かったりブローバイの量が増えてしまった
事がありました。
新品のピストンリングを使用する時のメカとしての判断が甘かったと反省させられました。
メカニックの先輩からはホーニング無で新品のリングを使うなんて・・・
という意見もいただきましたが、既にクリアワンスが広めのエンジンばかりの
現状ではホーニング無で行くのは仕方がないことだと思っています。
(ここで言うホーニングはホーニングのみの最小研磨の範囲で
樽及び楕円状に摩耗したシリンダーを円錐に戻す精度の高いものであり
出来る工場は限定されます)

また仮にホーニングをしてボアが多少でも広がってしまいますと
リングの合口隙間が広がり気密性が低下してしまいます。

・・・

仕方がないとこは解っていながらも完全に納得出来ない状態の
エンジンを組まなければならない事は
出来れば
避けたい
とずっと悩んできました。

悩んだ末出した答えは
ピストンを作る事でした。


ノーマルピストンの再使用を断念しなければならず
仕方なくオーバーサイズを選択しなければならない時に
これならば自分自身が使いたいと思えるピストンです。

大分以前より時間をかけて練ってきました。
デザインの変更や重量の変更も繰り返してきましたが
先日ようやくメーカーから製品の完成の知らせを受けたので
今日発表のタイミングとしてみました。


9月中旬頃に20台分が手元に届く予定です。




概要は
鍛造ですが45/1000~のクリアランス設定が出来る。
ピストンリングは日本ピストンリング製。
純正コンロッドが使用可能
燃焼効率が上がるピストントップデザイン(アメリカにてテスト済み)

メーカーはワイセコで今ではJEやARIASを傘下加えた
大変大きなピストンメーカーです。

このピストンのコンセプトは
【最高(最強)の+20ピストン】と考えました。
決して安くはない金額でOHの決意をするお客様に対して
正直自分の問題ですが、
安心して納車できるエンジンになると考えています。

MINIのエンジンを排気量は出来る限り上げずに
大切に乗り続けたいという方向けに
作ったピストンです。

現物が届きましたら
解りやすい画像と一緒に
狙った性能について具体的に説明したいと思います。
その時金額もお伝えします。






話は変わりまして
上の画像にあるベースエンジンは、
遥々沖縄から運ばれてきたMINIの為に準備しているものになります。

以前沖縄へ1.3iライトチューンエンジンを納品させて頂いたお客様
からのご紹介で来てくれましたm(__)m
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R0018342.jpg
↑調べたら2016年の11月でした。その時の写真です。


↓こちらが今回沖縄から来てくれたMINI
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エンジン&ミッション内部
大分消耗した為
リビルトのエンジン&ミッションを使い完成させる事になっています。
DSC_1416.jpg
DSC_1367.jpg
DSC_1428.jpg



↑この深い傷が入ってしまったブロックは以前なら・・・多分廃棄されてしったと思いますが
当社では今回出来上がってくるピストンを使い新車だったエンジン並の強さを備えて
復活させます。
これが当社のコンプリートエンジンの基本となります。
これにオリジナルの強化型ガスケットを使い組み立てることで
さらに自分の納得のいく完成形になる予定です。


MINIのエンジンを長く楽しくを継続していく為に
自分なりに一生懸命頑張っています。
半面レースに出て酷使する内容があるのですが
これは効率の良いエンジン作る為のヒントを得る為に行っていますので
ご理解をお願い致します。


今後も応援宜しくお願いしますm(__)m








12耐車両エンジン分解しました。


12耐車両エンジン開けました。


エンジン不調の原因がわかりました。


まずは言い訳を含む事前説明になります。

走行開始後2時間にエンジン不調が起こりました。

1気筒死にかけた感じで
状態としてはピストン棚落ちを疑う状態。
理由は燃調が薄い状態である事を感じていたためです。

言訳:事前のテスト走行でドライバーの情報を無視し
AF計の情報を優先して燃調を確定しました。
結果燃圧は1.1kgf/㎠。(ノーマル並)
にも関わらず燃圧計の不良と判断して本番へ。
本番第二ドライバーだった自分が乗った時に
燃料が足りてない事を確信したのですが作戦を優先。。
受持ちのスティント45分経過した頃エンジン不調が
起きました。

ピットに戻りアイドリングの音やブローバイの量から判断しても
もう終わったと感じましたが、気持ちを切り替え
燃圧を1.4kgf/㎠に変更し、次のドライバーへ僅かな望みを
託しました。
結果回さない事を条件に何とか完走。
燃圧を上げた事で本来のトルクも出て、
回さなくてもそこそこのタイムで走る事も出来ました。



分解結果

DSC_1284.jpg






原因はやはりピストン(3番)にありました。
が棚落ちの見慣れた損傷具合と違い
トップリングが折れるという状態でした。



DSC_1286.jpg





折れた原因を考えました。
先ず1番は自分の組み方、次にリング自体の材質、次に
異常燃焼。
ピストンの状態を元トラストの大川さん確認してもらった回答。
「ピストンクラウン部分にノッキングの形跡があるので
リングが共振を起こしていた可能性が考えられます。
リングの材質も考えられますがノッキングが起きていた事は
事実です。」


DSC_1288.jpg


これがもっと酷くなると見慣れた感じ棚落ち状態になるはずなのですが
そこまで達しないギリギリのところ長い時間キープしていた結果
リングの限界が来たとというのが最終的な自分の判断としました。

ノッキングの原因は薄い燃調で
特に中間域が薄かった。水温は86度というちょっと低い状態で
安定していた事もあり、このような(変わった)壊れ方をしたと、
考えています。(この理由は今は省略m(__)m)
ちななみにノッキングの形跡は全てのピストンにありました。


このエンジンはピストンリングを交換してまだ使います。
今度は70号車に戻し残りのレースを戦ってもらうつもりです。
ただピストンクリアランスはもしかしたら限界かもしれません・・・
が・・かもなので試します。
クリアランスの情報は70号車でのテスト結果を見て公表します。


■ここからは分解して良かった箇所のご紹介■

DSC_1292.jpg

銅製のオイルポンプガスケット。

ポンプのボディーがシッカリ密着した形跡があります。
潰れ方(変形)具合が予想以上に良く
柔軟性の良さを感じます。
先ずない事だと思いますがポンプ側の面が多少出ていな場合でも
馴染む余地があるとも考えました。
なによりスチール製ですのでオイルに侵される事や
千切れてしまう心配はほぼ無くなると考えていますので
このガスケット完成の意味は大きいと思っています。


これで
今後当社でオーバーホールを行うエンジンには標準で使用する事を
決定する事が出来ました。






DSC_1296.jpg
次にヘッドの内容

これはバルブスプリングのセット荷重についてですが
今回、巷にある情報を無視した少ない荷重で組みました。
もちろんフリクションを減らす目的になります。

DSC_1298.jpg

詳しいセッティング内容はしばらくは伏せさえて頂きますがSW5+1.5リフトでの最低荷重が今回更新できました。

このノウハウは今後のロードチューンに活かしていきたいと思います。





最後にこちら↓

DSC_1293.jpg


これは余談的な感じなのですが、
コンロッドのメタルの状態非常に良く見た目の綺麗さからも負担が掛かった形跡はみられません。

これはオイルの性能はもちろんですがピストン、ピストピン、コンロッドの軽量化も
関係していると私は考えています。




12耐ネタはまだ続きます。





プロフィール

プリンミニ

Author:プリンミニ
埼玉県三郷市にお店を構えます
MINI専門店でございます。
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